Cisco、セキュリティアプライアンスの新製品発表

[ITmedia]

　米Cisco Systemsは5月3日、多機能セキュリティアプライアンス「Cisco Adaptive Security Appliance（ASA） 5500 Series」を発表した。

　ASA 5500 Seriesは同社のセキュリティ戦略Self-Defending Network（SDN）に沿った製品。ネットワークとアプリケーションのトラフィックを制御してネットワーク上で攻撃が広がる前に食い止め、包括的なセキュリティに掛かるコストと複雑さを解消できるとCiscoは説明している。

　リモートアクセス用にIPSecとSSL VPN機能を備え、Quality of Service（QoS）、ルータ、IPv6、マルチキャストをサポート。正規のトラフィックとアプリケーションを妨げることなくネットワークに導入できるという。

　ワーム／ウイルス対策、スパイウェア／アドウェア対策、不正侵入防止、サービス妨害（DoS）攻撃防止機能のほか、大量の帯域幅を消費するKazaaなどのP2Pサービスやインスタントメッセージング（IM）の制御、URLのアクセス制御機能を備える。

　5月中に発売予定で、「ASA 5510」（3495ドル〜）、「ASA 5520」（7995ドル〜）、「ASA 5540」（1万6995ドル〜）の3機種を提供する。