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Webサービス標準めぐる重複仕様解消で大手ベンダーが合意

» 2005年05月11日 08時24分 公開
[ITmedia]

 信頼できるメッセージングのWebサービス標準をめぐり仕様提案が重複している問題で、業界団体のOASISは5月10日、WS-ReliableMessagingとWS-RM Policyの両仕様の開発をOASISオープン標準プロセス内部で進めることで関係者が合意したと発表した。

 今回の合意には、日立、IBM、Microsoft、NEC、Oracle、Sun Microsystemsなどの大手各社が加わっている。

 OASIS内部に新しくWeb Services Reliable Exchange(WS-RX)技術委員会を設置、信頼できるメッセージ交換のためのプロトコルとポリシーを含む仕様の開発を進める。「WS-ReliableMessaging v1.0」と「WS-RM Policy v1.0」仕様を策定したBEA Systems、IBM、Microsoft、TIBCO Softwareでは、同技術委員会の初会合で仕様を提案する計画。

 Gartnerの研究ディレクター、チャールズ・アブラムズ氏は発表資料の中で、現在に至るまでWS-ReliabilityとWSRMという2つの取り組みが重複して存在していたが、今回、WS-ReliabilityとWSRMの両方の主要ベンダーの支持を得てこの両方がOASISの監修の下に置かれることになり、エンドユーザーのニーズに対応する態勢が改善されるはずだと解説している。

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