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Microsoft、中国企業と合弁でMSN China開設へ

» 2005年05月12日 08時28分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは5月11日、オンラインサービスMSNの中国進出に向け、Shanghai Alliance Investmentと合弁でShanghai MSN Network Communications Technology Companyを設立したと発表した。

 合弁企業は中国政府の認可を取得済みで、中国全土のコンシューマー向けにMSNの製品とサービスを提供する。ポータルサイトのMSN Chinaはこの春に開設予定。中国本土では既にインスタントメッセンジャー(IM)のMSN Messengerと電子メールサービスのMSN Hotmailが多くのコンシューマーに利用されているが、MSN Chinaの開設により、コミュニケーション、情報、コンテンツを組み合わせた包括的なサービス提供を目指す。

 Microsoftは併せて、中国のモバイルソフト提供企業TSSXの特定資産を買収する計画も発表。同社と独占契約を結び、強化型のMSN Mobile製品を中国市場およびグローバル規模で提供していく方針。

 契約の一環としてMicrosoftは、深川に中国モバイル開発センターを設置してTSSX従業員を送り込み、TSSXとMSN Mobileの技術およびサービスの統合に当たる。これによりMSN Chinaで中国のコンシューマー向けに、魅力的なモバイル情報、通信、マルチメディアサービスを提供できるようになると説明している。

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