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コニカミノルタ、写真部門は87億の赤字

» 2005年05月12日 19時58分 公開
[ITmedia]

 コニカミノルタホールディングスが5月12日発表した2005年3月期連結決算は、売上高、営業利益とも増えたが、デジタルカメラを含むフォトイメージング部門のみ86億5100万円の営業損失を計上し、前期(53億7200万円の損失)から赤字幅が拡大した。

 連結売上高は1兆674億4700万円(前期比24.1%増)、営業利益は675億7700万円(同17.5%増)、経常利益は536億1700万円(同24.2%増)。統合によるのれん代償却や構造改革費用など213億円の特別損失を計上した影響で、純利益は75億2400万円(同40.0%減)となった。

 フォトイメージング部門の売上高は2684億7100万円(同3.3%減)。昨年11月に発売したデジタル一眼レフ「α-7 DIGITAL」の売り上げが堅調に推移したほか、機種絞り込みや固定費削減を行ったが、コンパクトデジカメの価格下落やカラーフィルムの需要減による損失を補いきれなかった。

 カメラ付き携帯電話向けデバイスや液晶材料、携帯音楽プレーヤー向け1.8インチHDD基板は好調だった。

 今期の業績見通しは、売上高1兆1300億円、営業利益900億円、経常利益800億円、純利益230億円。

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