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タイムシフトが貢献、パーソナルビデオレコーダーの出荷急増

» 2005年05月26日 16時20分 公開
[ITmedia]

 米調査会社In-Statが5月25日に発表した調査報告によると、2004年のパーソナルビデオレコーダー(PVR)出荷台数は1140万台に達したという。2003年の460万台から大幅な増加となる。

 これに伴いPVR製品の世界売上高も急速に伸びており、2003年の21億ドルから2004年は43億ドルに拡大したという。

 この需要増は、消費者の間でタイムシフト視聴のコンセプトの認知度が高まったことによるものだと同社は述べている。「今の成長は衛星放送セットトップボックス(STB)やHDD内蔵DVDレコーダーが後押ししているが、CATV STBベースのPVRも売れ行き好調だ」

 このほか同社によると、2005年5月の時点で、PVRサービスに加入している家庭は全世界で920万世帯を超えた。前年同月は360世帯だった。

 また北米は依然としてPVRの最大の市場であり、それに日本が続いている。2004年はこの2カ国で世界PVR出荷台数の88%を占めた。

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