1位 「Blogがすべてだった」――20歳ガングロ社長の“ギャル革命”
3位 [WSJ] 再び浮上する「Pentium Mac」の可能性
5位 Iomegaの新特許、DVDの記録容量100倍に増大も
8位 Nokia、ネット接続端末「Nokia 770 Internet Tablet」発表
9位 「子どもがダメなら大人に売れ」──888億円「萌え」市場
10位 「過失はない」「地震のようなもの」――カカクコム、侵入手口明らかにせず
「偏見がある人にとって、ギャルは嫌いな食べ物みたいなもの。好きにならなくてもいいから、嫌いじゃなくなってほしい」――ギャルのイメージを変えようと“ギャル革命”に奮闘中の藤田志穂さんは、ギャルをピーマンに例えながら、ギャル革命の意図をこう説明する。
実は、ギャル革命の記事を書いた記者にも偏見があった。少なくともギャルは好きではなかったし、ギャルが1人で起業し、CDを作って売りながら、次の事業を模索しているなんて信じられなかった。
ギャル革命について初めて知ったときも「どこかの企業がギャルとBlogを使って新手の宣伝をしているのだろう」と思い、真剣には取り合わなかった。インタビューにも正直、あまり期待していなかった。
志穂さんの話は、記者の期待をいい意味で大きく裏切ってくれた。まさに目からうろこ、だった。
志穂さんの口調は、語尾上げで軽い。しかし一言一言が、経験に裏打ちされた説得力を持って迫ってくる。「常に成長し続けて、いつも『今が一番!』と思えるようにいたい」――きれいごとに聞こえるこんなセリフも、毎日成長を続けている志穂さんが言うと輝く。
「ギャルへのイメージは、初めからマイナス。だからそれがゼロになったり、プラスになったときのエネルギーってすごいと思う」と志穂さんは言う。まさにその通りで、記者はあれ以来、街で見かけるギャルがみんなすごい人に見えて仕方ない。
ちなみに志穂さんは今、スーツを買ったり、敬語をきちんと使えるよう訓練したりと、まずは一人前の社会人になれるよう日々がんばっているそうだ。ギャルの見た目やポリシーをキープしながら社会人としてやっていくのは矛盾しているようにも思えるが、志穂さんなら“ギャルリーマン”とかいう新ジョブを作って、社会に認めさせてしまいそうな気さえする。
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