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SCO、UNIXのメジャーアップグレード出荷

» 2005年06月23日 08時17分 公開
[ITmedia]

 米SCO Groupは6月22日、UNIX OSのメジャーアップグレードとなる「SCO OpenServer 6」の出荷を発表した。

 OpenServer 6はSCOが数年がかりで開発、生産性とセキュリティ強化、オープンソース技術を通じた性能強化が図られ、既存のアプリケーションとの後方互換性を備える。

 UNIX System V Release 5(SVR5)技術を組み込んでパフォーマンスとアプリケーションの選択肢拡大を図るとともに、マルチスレッドのアプリケーションをサポート。ファイルのサポートは最大1Tバイトに、プロセッサのサポートは32種類に拡大し、メモリサポートも増やして最大16Gバイトの汎用メモリを利用できるようになった。

 オープンソース技術はMySQLとPostgreSQLデータベースの最新版、Apache Webサーバ、Mozillaブラウザ、Tomcat Javaサーブレットコンテナ、Sambaファイル/プリントサービスなどが組み込まれている。

 同日から各国で出荷が開始され、「Starter Edition」(599ドル)と「Enterprise Edition」(1399ドル)の2種類を提供。Starter Editionは2ユーザーライセンス込みで最大1Gバイトのシステムメモリとプロセッサ1基をサポート。Enterprise Editionは10ユーザーライセンス、最大4Gバイトのシステムメモリ、4プロセッサに対応している。

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