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NTTデータ、日立、富士通が勘定系システムを共同開発

» 2005年09月01日 20時17分 公開
[ITmedia]

 NTTデータ、日立製作所、富士通は9月1日、金融機関の勘定系システムを共同開発すると発表した。これまで提供してきたメインフレームではなくオープン系システムをベースに構築し、日本IBMやNECなど競合への対抗を狙う。

 新システムの基盤技術には、NTTデータのオープン系システム環境「PORTOMICS」を採用し、その上に日立はミドルウェアの「Cosminexus」やフレームワーク「Justware」を、また富士通は「Interstage」を使用して構築する。

 PORTOMICSは、既存のCOBOL資産を引き継ぎつつ、信頼性や性能、運用性などの面でメインフレーム並みの品質を満たすことを目的に開発が進められている。これを基盤とすることで、オープン系ながらメインフレーム並みの信頼性、可用性、運用性を踏襲した基幹系システムを提供する。また、SOAやESBといった技術に対応したシステムとすることで、金融機関の実情に合わせて柔軟に導入、適用できるフレームワークを目指すという。

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