出光興産は10月17日、寿命を従来から2倍以上に拡大した有機ELディスプレイ向け発光材料の開発に成功したと発表した。携帯電話のメイン画面やカーナビ用途など、有機ELの本格的な商品化に貢献できるとしている。
RGB 3原色のうち、青色の輝度半減寿命を同社従来比約2.3倍の2万3000時間に、緑色発行で同約2.5倍の10万時間に向上させた。携帯電話のメイン画面では1万時間、中小型テレビで3万時間が要求されていた。
今後、新材料の供給準備を始め、2006年4月からサンプル提供を始める予定。
開発成果は「FPD International 2005」(10月19〜21日、パシフィコ横浜)の併催フォーラムで発表する。
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