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Microsoftの最新パッチ不具合でSUSに支障

» 2005年12月15日 08時40分 公開
[IDG Japan]
IDG

 Microsoftが12月13日にリリースした最新セキュリティパッチの不具合が原因で、Software Update Services(SUS)にマイナーな問題が生じる可能性がある。Microsoftによれば、最新アップデートにより、このサービスを使っている管理者が過去に承認済みだったソフトウェアアップデートのステータスが変更されてしまう可能性がある。

 「2005年12月12日以降にサーバを同期化すると、過去に承認済みのアップデートがすべて未認証となり、ステータスには『アップデート済』と表示される可能性がある」。Microsoftは14日に掲載した情報でこう記している。

 SUSは、自社のネットワークにインストールされたMicrosoftのパッチを制御するために管理者が使っている。パッチのテストが済んでインストールが適切だと判断すると「認証」の印を付けることができ、その後同サービスで管理しているPCに自動的にインストールされる。

 13日の不具合ではこのプロセスに支障が出る。

 問題は、認証済みのアップデートを記録しているファイルを、最新アップデートが上書きしてしまうことにあるようだと、セキュリティ企業Cybertrustのサイエンティスト、ラス・クーパー氏は解説する。

 Microsoftでは、この設定をリセットして以前の状態に戻すためのスクリプトをリリースする計画だと同社は述べている。

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