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富士通の第3四半期、PCやHDDが好調

» 2006年01月31日 19時50分 公開
[ITmedia]

 富士通が1月31日発表した2005年4〜12月期連結決算は、経常利益が192億9600万円(前年同期は102億3500万円の赤字)だった。10〜12月期はUNIXサーバやPC、HDD、LSIなどが好調で増収増益となった。

 売上高は3兆3137億7400万円(前年同期比1.5%増)、営業利益は601億6600万円(同57.9%増)、純利益は110億3300万円(同177億3100万円の赤字)。

 10〜12月期、テクノロジーソリューション部門では海外でUNIXサーバの売り上げ拡大や英国のアウトソーシングサービスの伸びで増収となったが、サーバの競争激化や開発費用の前倒しなどから営業減益になった。

 ユビキタスプロダクトソリューション部門は、国内PCの数量拡大や海外PCとHDDが好調で2けた増収。円安による部品費上昇はコスト削減やHDDの増収効果などで補い、前年並みの営業益を確保した。デバイスソリューション部門は、中国でマイコン販売などが本格化し、5四半期ぶりに増収に転じた。売却したフラットパネルディスプレイ事業の赤字がなくなったことから、全体では大幅増益となった。

 通期見通しは10月発表時から変更せず、売上高は4兆8000億円、営業利益は1750億円、経常利益は1100億円、純利益は500億円。

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