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ゲイツ氏、Windows Vistaの新セキュリティ機能を紹介

» 2006年02月15日 08時07分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftのビル・ゲイツ会長は2月14日、RSA Conference 2006で基調講演を行い、セキュリティ強化に向けたMicrosoftの取り組みを紹介した。

 次期WindowsのWindows Vistaでは、マルウェアの影響を抑えるためのアイソレーション技術導入や、ID/アクセス制御の強化、データ保護機能強化に取り組んでいるとゲイツ氏は説明。Windowsの新しいセキュリティ機能「InfoCard」(コードネーム)も披露した。

 InfoCardはインターネットでリソースを利用したり個人情報を共有する際の手間を簡素化し、セキュリティを強化する技術。WinFXの一部として提供され、Windows Vista、Windows XP SP2、Windows Server 2003 SP1/R2でInternet Explorer(IE) 7に対応する。

 ゲイツ氏は、次期WindowsのWindows Vistaでセキュリティに力を入れていることも強調。双方向のファイアウォールとマルウェア対策機能を盛り込んだ「Windows Defender」は、2番目のβリリースを発表した。Windows XP、Windows 2000、Windows Server 2003のユーザー向けに無料でダウンロード提供が開始されている。

 さらに、企業でID/アクセス管理に伴う手間を簡略化する目的で、Windows Serverの次期バージョンLonghorn(コードネーム)ではActive Directoryの役割を拡大し、権利管理サービス、認証サービス、メタディレクトリサービス、連携型ID管理サービス機能を組み込む計画であることも明らかにした。

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