シャープは3月23日、画像と同時に被写体までの距離も計測できるCMOSセンサーを開発したと発表した。家電製品やセキュリティ、車載用途などへの応用に向けて商品化を進める。
センサーに装着するLEDで近赤外光を照射し、反射光をセンサーが受光するまでの時間を計測することで距離を求める「Time of Flight」(TOF)方式を採用した。複数のセンサーが必要になるステレオ式などと比べ、システムの小型化が可能になった。
距離計測と同時に320×240ピクセル、毎秒30フレームと業界最高レベルの動画撮影が可能。高精細をいかし、人物位置の検出といった家電用途や、侵入者位置の検出などのセキュリティ用途、自動車の衝突回避などへの応用を目指す。
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