デルは4月11日、国際基督教大学(ICU)が同社製シンクライアント216台によるシステムを導入したと発表した。
ICUのコンピュータルームに、HDDを搭載しない「Dell ThinPC」216台とサーバによるシステムを松下電工インフォメーションシステムズと協力して構築した。
従来システムはセキュリティ強化や安定稼働のためにシステム変更を一切受け付けない仕組みにしていたが、その分OSの修正パッチやウイルス定義ファイルの更新などに対応が難しく、PC1台ずつのメンテナンスにも労力がかかっていた。
新システムはネットワーク経由でWindows XPを読み込み、40秒で起動する。HDDの非搭載でクライアントのセキュリティが向上した上、OSイメージをサーバで集中管理することで更新作業も容易になった。PCはHDDを追加すれば通常のクライアントPCとしても利用でき、運用の柔軟性も高いとしている。
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