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カカクコム、セキュリティ対策や先行投資で減益

» 2006年05月16日 20時49分 公開
[ITmedia]

 カカクコムが5月16日発表した2006年3月期連結決算は、増収ながら営業利益が前期比4.5%減の7億7900万円になるなど、減益だった。

 売上高は29億2100万円(前期比36.6%増)、経常利益は7億8000万円(同1.3%減)、純利益は4億1700万円(同12.8%減)。

 主力の「価格.com」をはじめ、宿泊予約サイトや飲食店口コミサイトなどが順調にアクセスを伸ばし、3月の月間利用者数は約800万IPアドレス、3億7400万ページビューに。売上高は伸びたが、セキュリティ関連費用や人員増、広告などの先行投資や連結化したフォートラベルののれん代(営業権)償却費などの負担で減益となった。不正アクセスによるサイトの一時閉鎖で特別損失4100万円を計上したのも響いた。

 今期の連結業績予想は、売上高が50億円、経常利益が16億円、純利益が9億円。

 同社は7月1日付けで、外国為替保証金取引事業部門を7月1日付けで分社化し、100%出資の「カカクコム・フィナンシャル」に承継させる。

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