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ジャストシステムは最終赤字に

» 2006年05月23日 16時07分 公開
[ITmedia]

 ジャストシステムが5月23日発表した2006年3月期連結決算は、純損益が9億3000万円の損失(前期は2億6300万円の利益)になった。PCソフト売り上げが減った上、XML関連の「xfy」事業で先行投資が響いた。

 売上高は122億1300万円(前期比0.5%減)、営業損益は11億2100万円の損失(前期は9600万円の利益)、経常損益は9億500万円の損失(同4900万円の利益)。

 PCソフトの売り場縮小などで販売環境が厳しく、「一太郎」「ラベルマイティ」などが計画と前期水準を下回った。一方、ライセンス販売は「ATOK」「Shuriken」が好調で増収。インターネットディスク事業は法人向けが堅調で大幅増収だった。

 損失は「xfy事業への先行投資による一時的な損失」として配当(3円)は継続する。今後も 「xfy」事業が成長の柱になると期待しているが、先行投資負担もあり今期も最終赤字を見込む。

 今期の連結業績予想は、売上高が137億円、経常損益が22億円の損失、純損益は15億円の損失。

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