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カシオ、厚さ4センチの「スーパースリムプロジェクター」

» 2006年06月07日 23時59分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 カシオ計算機は6月8日、厚さを43ミリに抑えた薄型のプロジェクター「スーパースリムプロジェクター XJ-S35/ XJ-S30」を発表した。リアルXGA対応、B5ファイルサイズで、重さは1.8キロと携帯性を重視。近距離から投影できる広角2倍ズームレンズなどを従来機から引き継ぎ、輝度も2000ルーメンを確保した。価格は19万8000円〜24万8000円。8月下旬から順次発売する。

 コミュニケーションツールを目指すという同社のプロジェクターのコンセプトに基づき、携帯性を最重視した。今回、ガラスモールド非球面レンズを使い、リフレクターを新設計するなど新型の光学エンジンを使って省サイズを実現。ノートPCなどでも使われているヒートパイプと、本体中央に大型のシロッコファンを設けることで、発熱、騒音にも配慮した。

 上位機の「XJ-S35」はUSB端子を設けており、データを格納したUSBメモリを差すことで、PCを使うことなくプレゼンテーションが可能。付属のソフトでPowerPointのファイルをJPEGに変換して行う。またMPEG-4、Motion JPEGの動画再生も可能だ。

 USB関連機能だけを切り出した「ユアプレゼンター」(オープンプライス)も9月下旬に発売の予定。市販のプロジェクターやテレビなどに接続すれば、USBメモリに格納したデータを使ったプレゼンテーションが可能になる。

 USB無線アダプターもオプションとして用意した。プロジェクターとPCの双方に装着すれば、IEEE802.11b方式で接続。PCのディスプレイ出力を無線でプロジェクターに飛ばすことができる。

 主な仕様は下記の通り。

製品名 XJ-S35/XJ-S30
明るさ 2000ルーメン
光源 200ワット高圧水銀ランプ
コントラスト比 1800:1
焦点調節 マニュアルフォーカス
投影レンズ 光学2倍ズーム
投影距離 60型投影時 1.7〜3.4メートル、100型投影時2.8〜5.6メートル
投影方式 DLP方式
表示 XGA
入力端子 RGBミニD-Sub15ピン、コンポジットRCAピン
サイズ 幅270×奥行き199×厚さ43ミリ
重さ 1.8キロ

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