カシオ計算機は6月8日、厚さを43ミリに抑えた薄型のプロジェクター「スーパースリムプロジェクター XJ-S35/ XJ-S30」を発表した。リアルXGA対応、B5ファイルサイズで、重さは1.8キロと携帯性を重視。近距離から投影できる広角2倍ズームレンズなどを従来機から引き継ぎ、輝度も2000ルーメンを確保した。価格は19万8000円〜24万8000円。8月下旬から順次発売する。
コミュニケーションツールを目指すという同社のプロジェクターのコンセプトに基づき、携帯性を最重視した。今回、ガラスモールド非球面レンズを使い、リフレクターを新設計するなど新型の光学エンジンを使って省サイズを実現。ノートPCなどでも使われているヒートパイプと、本体中央に大型のシロッコファンを設けることで、発熱、騒音にも配慮した。
上位機の「XJ-S35」はUSB端子を設けており、データを格納したUSBメモリを差すことで、PCを使うことなくプレゼンテーションが可能。付属のソフトでPowerPointのファイルをJPEGに変換して行う。またMPEG-4、Motion JPEGの動画再生も可能だ。
USB関連機能だけを切り出した「ユアプレゼンター」(オープンプライス)も9月下旬に発売の予定。市販のプロジェクターやテレビなどに接続すれば、USBメモリに格納したデータを使ったプレゼンテーションが可能になる。
USB無線アダプターもオプションとして用意した。プロジェクターとPCの双方に装着すれば、IEEE802.11b方式で接続。PCのディスプレイ出力を無線でプロジェクターに飛ばすことができる。
主な仕様は下記の通り。
製品名 | XJ-S35/XJ-S30 |
---|---|
明るさ | 2000ルーメン |
光源 | 200ワット高圧水銀ランプ |
コントラスト比 | 1800:1 |
焦点調節 | マニュアルフォーカス |
投影レンズ | 光学2倍ズーム |
投影距離 | 60型投影時 1.7〜3.4メートル、100型投影時2.8〜5.6メートル |
投影方式 | DLP方式 |
表示 | XGA |
入力端子 | RGBミニD-Sub15ピン、コンポジットRCAピン |
サイズ | 幅270×奥行き199×厚さ43ミリ |
重さ | 1.8キロ |
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR