総務省と財団法人マルチメディア振興センターは6月23日、Webブラウザから映像コンテンツのメタデータを管理できるソフトを無償公開した。メタデータを管理しやすくし、映像コンテンツの2次利用拡大につなげる狙いだ。映像事業者向けだが、幅広いユーザーに使ってほしいとしている。
映像の作品名、保存形式、権利情報などを、メタデータ体系「J/Meta」で管理できる。異なるメタデータ形式への変換や、コンテンツとメタデータを統合して出力することも可能。スタンドアローンで動作し、利用時にネット接続は不要だ。
映像ファイルのメタデータは、形式が事業者ごとに異なる上、同じ事業者内でも種類ごとにばらばらに管理されていることもあり、2次利用の際に、データを入れ直したり、複数のデータベースから検索するなど余計な手間がかかっているという。
ソフトは、同財団を主宰し、総務省がオブザーバーを務める「ユビキタスネット流通に向けた権利クリアランス協議会」に参加する番組制作会社、権利者団体、放送事業者などの意見を踏まえて開発した。
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