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国内液晶モニター市場、マイナス成長に

» 2006年06月26日 19時22分 公開
[ITmedia]

 IDC Japanがまとめた今年第1四半期(1〜3月期)の国内PCモニター市場調査によると、液晶モニターの出荷台数は約204万台で、前年同期から7.6%減のマイナス成長に。同社は「国内液晶モニター市場は成長期を脱したと言える」とコメントしている。

 液晶モニターは市場全体(約205万台)の99.4%を占めた。サイズ別では17インチが52.0%と最多。15インチは17.8%に低下し、法人向けでも17インチ以上が主流になっている。また、19インチや20インチの大型タイプがAVパソコンにバンドルされるなどして急拡大している。

 PCメーカーのバンドルによるOEMを除くブランドマーケットのメーカー別シェアは、三菱電機が22.4%でトップ。アイ・オー・データ機器が20.8%、ナナオ(EIZO)が6.7%で続いた。

 IDC Japanは「CRTから液晶への置き換え需要が減退したため、決算時期だった第1四半期でも法人向け大型案件が少なかった」などとコメントしている。

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