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Microsoft、「CRM Live」サービスを導入へ

» 2006年07月12日 08時04分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは7月11日、「Dynamics CRM」次期メジャーリリースのロードマップを発表した。サービスとしてのソフト版となる「Microsoft Dynamics CRM Live」も新たに提供する。

 CRM LiveサービスはWindows LiveおよびOffice Liveサービスの一環として、MicrosoftがWindows Liveデータセンターで運営/管理に当たる。ほかのMicrosoft CRMと同じコードベースを使い、顧客が事業形態やITニーズに応じて最適な導入方式を選べるようにする。

 CRM Liveは北米で2007年4〜6月期に導入予定で、月額料金制で提供する。ユーザー数に制限はかけないが、まずはスモールビジネスを主要ターゲットとする。今年下半期にはパートナー向けのテストプログラムを開始予定。

 現行バージョンのCRM 3.0は5月の中国語版立ち上げに続き、今四半期には日本語版も提供を開始。直近の四半期で5万以上の新規ユーザーを獲得している。

 同日米ボストンで開かれたWorldwide Partner Conference 2006では、8月に新規リリース予定の携帯端末向けオープンソースクライアントのデモを実施した。Microsoft CRMを、Siebel Systems、SAP、OracleなどのERPおよびCRMアプリケーションと連動させるためのBizTalk Serverベースインテグレーションも今四半期にリリースする。

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