ITmedia NEWS > 科学・テクノロジー >

富士通の基幹IAサーバ、計算科学研究センターで稼働

» 2006年07月20日 20時51分 公開
[ITmedia]

 富士通が自然科学研究機構・計算科学研究センター(愛知県岡崎市)に納入した基幹IAサーバ「PRIMEQUEST」が7月から稼働を始めた。システムの理論ピーク性能は4TFLOPS。同センターは超高速分子シミュレータとして活用する。

photo PRIMEQUEST 500シリーズ

 同サーバはデュアルコアItanium 2(Montecito)を搭載した新鋭機。富士通が納入したシステムは10ノード・合計640コアで構成されている。

 同シミュレータは「密結合演算サーバサブシステム」「高速I/O演算サーバサブシステム」などからなり、富士通システムは密結合演算サーバサブシステムとして使用。高速I/O演算サーバサブシステムはSGIのAltix 4700(640コア)で構成する4TFLOPSのクラスター。両サブシステムを一体運用することで、処理能力は最大8TFLOPSになり、2000年に導入した旧システムから14倍以上に向上した。

 自然科学研究機構は、研究施設を共同運用するために発足した大学共同利用機関法人。国立天文台などが所属している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.