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番号ポータビリティを「利用しない」は65.3%――シード・プランニング

» 2006年07月24日 23時55分 公開
[ITmedia]

 シード・プランニングは7月24日、調査研究リポート「2006年版携帯電話市場の将来動向分析」(8月発刊)を発表し、一部を公開した。2009年までのキャリア別加入者予測と端末出荷数予測について、日本を中心とした世界の6地域別で行った、ヒアリング調査およびWebアンケートによるユーザーニーズ調査をまとめたもの。調査期間は5月から6月。

 同調査によれば、携帯電話の番号ポータビリティ(MNP)制度導入による変動を考慮すると、日本の携帯電話加入者数は2009年度に1億273万に達すると予測されている。また、首都圏に住む携帯電話ユーザー400人を対象に、Webアンケートで買い換えの実態とニーズについて調査を行ったところ、携帯電話の番号ポータビリティ制度を「利用しない」と回答した人は全体の65.3%。「無料なら利用する(買い換える)」が25.8%、「3000円以上でも(MNP制度を)利用する」が9%だった。

 また、「3000円以上でも(MNP制度を)利用する」と回答したユーザーが、現在所有している機種は、ボーダフォンが最多で全体の50%を占めた。またNTTドコモユーザーは33%、auは17%。また、MNP制度を利用したいと考えるボーダフォンユーザーは、主にauに移行する意向を示したという。このような結果を踏まえた上で同社は、MNP変動を考慮した場合、「移行後の割合」はauが最も増加し、ボーダフォンが減少するものと予測している。

3000円以上でもMNPを利用したい人の意向

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