英通信社Reutersとカナダの情報大手Thomsonは5月8日、事業統合に向けて交渉していることを明らかにした。
両社は、統合はB2B情報市場における世界リーダーの地位を生み、3年以内に年間5億ドルを超えるシナジー効果をもたらすだろうと述べている。
買収提案では、統合後のグループ名は「Thomson-Reuters」となり、Thomson Financial部門とReutersの金融・メディア部門を統合してその名称を「Reuters」とするという。
統合比率はReuters株1株に対してThomson株0.16株、3日終値を基に計算するとReuters株に43%のプレミアムが付くことになる。統合後は両社とも上場を維持する。
Thomsonの社長兼CEO、リチャード・J・ハリントン氏は統合完了をもって退任し、Reutersのトム・グローサーCEOがThomson-ReutersのCEOに就任する。
ただし両社は、現段階では両社が契約に至る保証はないと強調している。
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