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MS、カーナビ向け組み込みOS「Windows Embedded NavReady 2009」を発表

» 2008年06月18日 08時15分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは6月16日、携帯ナビゲーション端末(PND)向けに最適化した組み込みOS「Windows Embedded NavReady 2009」を発表した。同社の組み込みOS「Windows Embedded CE」をベースに、オンラインサービス、携帯電話、WindowsベースPCと連携する機能などを搭載。メーカーや開発者は、こうした機能を持つPNDを迅速に市場に投入できるようになるという。MicrosoftのWebサイトからダウンロードできる。

 Windows Embedded NavReady 2009では、同社の検索サービス「Live Search」や情報配信サービス「MSN Direct」を利用可能。最新の交通状況やガソリン価格、目的地に関する最新情報などを、PNDで入手できるようになる。Bluetooth技術もサポートしており、Bluetooth経由で携帯電話と組み合わせれば、ハンズフリーで電話をかけたり、データ通信を利用できる。また、Windows Vistaの「Windows SideShow」機能への対応により、PNDをVista搭載PCの「補助ディスプレイ」として活用できる。

 Microsoftは、特定用途の端末に特化した組み込みOSとして、POS端末対応OS「Windows Embedded POSReady」を既に発表している。POSReadyは、2009年中に出荷開始予定。

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