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「Skypeで愛を叫ぼう」――実態はマルウェア感染の手口恒例スパムも多様化

» 2009年02月13日 08時52分 公開
[ITmedia]

 セキュリティ企業の米Websenseは2月12日、Skypeからの広告メールを装ってバレンタインメッセージの送信を呼び掛け、マルウェアに感染させようとする手口が見つかったと伝えた。

 それによると、問題のスパムメールはSkypeのロゴを配して正規の広告メールを装い、「Send a free Valentine's Video Card」(バレンタインの無料ビデオカードを送りましょう)という文面でリンクのクリックを促す。

問題のメッセージ(Websenseから)

 リンク先のサイトには「valentine.exe」という悪質なファイルが置かれ、これを実行すると、Skypeと同時にIRCのバックドアファイルがインストールされる。

 このスパムを送信している組織は、Hallmarkのeグリーティングカードを装っていたこれまでの手口から、今回のSkypeをかたったビデオカード宣伝の手口に切り替えたという。

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