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オリコン、CD・DVDのデータ提供サービス刷新 書籍や地域ごとの詳細データも

» 2009年02月25日 19時25分 公開
[宮本真希,ITmedia]
画像 ORICON Biz onlineの画面イメージ

 オリコン・リサーチは、CDやDVDの売り上げランキングデータを法人向けにWeb上で提供する有料サービス「真大樹」(しんたいじゅ)を3月3日にリニューアルする。書籍の売り上げや地域ごとの詳細なデータを追加し、サービス名も「ORICON Biz online」に変更する。

 CDやDVDの売り上げランキングデータに加え、推定売り上げ枚数や販売チャネル別データ、メーカー別データなどを新たに提供。エリアやジャンルごとの詳細なデータも確認できるようにした。例えばCDなら、従来は「J-POP」「演歌」「洋楽」の3区分だったが、「ジャズ」「アニメ・サントラ」「ロック」など細分化したデータも用意する。

 書籍のデータも追加した。ランキングや売り上げ金額、出版社やジャンルごとのデータなどを確認できる。コミックの売り上げデータを参考に、アニメ化したら主題歌のCDは何枚売れるかを予測する――といった使い方が可能だ。

 データの提供元も、3020店舗から4070店舗に増やした。今後は大手コンビニチェーンの売り上げデータなどを加え、2万店規模に拡大させる予定だ。

 オリコンの小池恒社長は「音楽産業の中心はCDやDVDなどのパッケージ製品。コンサートの動員数もCDのヒットがないと鈍ってくる」と話し、「ORICON Biz onlineは、音楽マーケット全体を俯瞰(ふかん)でき、パッケージのヒットを後押しする」と述べた。

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