ニュース任天堂に値下げ圧力も ソニー新PS3発売 ゲーム商戦激化PS3とXbox 360が値下げを断行したことで、Wiiへの値下げ圧力が強まりそうだ。ただ、「ニュースーパーマリオWii」などの人気ソフトの販売が控えており、任天堂は今のところ静観の構えだ。2009年09月04日 10時04分 更新
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は3日、実質1万円値下げした新型モデルの据え置き型ゲーム機「プレイステーション(PS)3」(2万9980円)の販売を開始した。マイクロソフト(MS)日本法人も、同ゲーム機「Xbox」を10日から1万円値下げすることを決めており、任天堂の「Wii」を加えた3機種のゲーム機商戦が年末を前に早くも激しさを増す見通し。ライバル2社が値下げを断行したことで、Wiiへの値下げ圧力が強まりそうだ。 3日に販売が始まったPS3は数量限定ではないため、家電量販店で購入者が列をなす光景はみられなかった。ただ「予約された方が多く、週末に盛り上がるのではないか」(ビックカメラ)とみている。 SCEは旧世代のPS2で市場を席巻したが、高価格の影響やソフトがそろわず、任天堂のWii(2万5000円)に独走を許してきた。今回の値下げで、Wiiを猛追したい考えだ。旧モデルのPS3の4〜6月期の世界の販売台数は、前年同期比50万台減の110万台と低迷。しかし、人気ロールプレーイングゲームソフトの「ファイナルファンタジー」(スクウェア・エニックス)の続編が年末に出ることもあり、来年3月末までの年間目標販売台数は前年比290万台増の1300万台と据え置き、強気の姿勢を示している。 MSはSCEに追随する形で10日にXboxの高性能モデル「エリート」を1万円値下げし、2万9800円で売り出す。同社は、すでに今年8月末までに61タイトルの対応ソフトを投入したが、今後1年間で100タイトルの新作を出し、攻勢をかけるとしている。自社開発のソフトや、国内ゲームソフト大手からの販売も予定している。世界全体では、PS3に販売台数で約3倍の差をつけているものの、国内では3位と苦戦中だけに、ソフトを充実させることで、一気に差を詰める戦略だ。 迎え撃つ任天堂「Wii」は、独り勝ちの状況だが、今年4〜6月期の世界の販売台数が06年11月の発売以来、初めて前年同期を割り込んだ。Wiiも盤石の態勢とは言い難く、値下げの声が高まっている。ただ、「ニュースーパーマリオWii」「Wiiフィットプラス」などの人気ソフトの販売が控えており、今のところ値下げに踏み切る気配はない。同社は「値下げは拡販策の一つの手段。ただ、安いから買うものでもない」と静観の構えだ。(飯田耕司) 関連記事
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