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「忍たま」キャラが女性に人気、聖地・尼崎へ巡礼ブーム

主に女子方面で再ブームになった「忍たま乱太郎」。人気キャラの名前の元になっている尼崎市内の各地に巡礼者が急増中。
2009年10月06日 17時07分 更新

 兵庫県尼崎市出身の漫画家、尼子騒兵衛さん原作の子供向け人気アニメ「忍たま乱太郎」の登場人物が若い女性たちの熱い注目を集めている。インターネット上の書き込みで人気に火がつき、今や「聖地巡礼」と称し、作品中の登場人物の名前の由来となった同市内の各所を訪れる全国のファンが急増。放送開始から16年、関係者は突如、わき上がったブームに戸惑いつつも、「尼崎をアピールするチャンス」と歓迎している。

記念絵馬はや1700枚

photo アニメ「忍たま乱太郎」の作者・尼子騒兵衛さん作の「七松小平太之絵馬」が完成し、大勢の女性ファンらが買い求めた=8月9日、兵庫県尼崎市の七松八幡神社(前川純一郎撮影)

 「忍たま乱太郎」は未来のエリート忍者を目指す主人公の猪名寺乱太郎らが「忍術学園」を舞台にドタバタ劇を繰り広げるコメディーアニメ。平成5年4月からNHKで放送され、映画やミュージカル、ゲームにもなるなど、子供たちを中心に人気を集めてきた。

 ところが、最近になって、インターネット上に、作品に登場する忍術学園の上級生らが「かっこいい」「人物設定が細かい」などと書き込む若い女性の数が急増。登場人物の多くが同市内の地名にちなんで名付けられていることから、「統計を取ったことはないが、全国の『忍たまファン』が続々と尼崎を訪れていることは聞いている」(市ちかまつ・生活文化・まち情報課)と、潮江公園(潮江)や富松神社(富松町)など市内の関係各所を巡るのが、ファンの間で静かなブームとなっている。

 特に、作品中随一の体育会系キャラ「七松小平太」の由来となった「七松八幡神社」(七松町)は昨年夏ごろから10代後半から20代の女性の参拝が急激に増えたといい、境内にはファンが書いた100枚以上の絵馬がぎっしり。いつのまにか「忍たま一番札所」と名付けられ、1番の人気スポットとなった。訪れた大阪市の高校1年の女子生徒(15)は「ネット上でファンが尼崎を回っているという情報を見て駆けつけた。来て良かった」とうっとりとした表情を浮かべる。

 同神社が今年5月に作成した尼子さんデザインの「参拝記念絵馬」(1枚1000円)はすでに約1700枚が売れており、宮本聖士宮司(56)も「普通では考えられない数字」と驚きを隠せない。8月には「絵馬完成記念祭」を開催し、大勢のファンでにぎわった。

 また、最近では「忍たま」を知らなかったお年寄りや家族連れらも地元の新しい観光スポットとして同神社を相次いで訪れるようになったという。

 宮本宮司は「最初は何が起きているのか、さっぱり分からなかったが、忍たまが観光地が少ないといわれる尼崎の活性化につながる可能性は大いにある」と期待。参拝したファンを対象に巡礼に便利な市内の地図を配布するなど“聖地”のアピールに力を入れている。

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[産経新聞]

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