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Windows 7とSnow Leopardがけん引、2009年のOS販売は好調

» 2010年01月26日 07時00分 公開
[ITmedia]

 MicrosoftとAppleの新版OSにより、2009年のOS販売本数は162%増加した。NPD Groupが1月22日にこのような調査結果を報告した。

 NPDによると、2009年の米小売りソフトウェア市場(ゲームソフト除く)は、販売本数は前年比6%減、売上高は24億ドルで同7%減となった。

 教育向け、プロダクティビティなどOS以外の分野はほとんど不調だった。OSは販売本数が162%、売上高が35%増えた。Microsoftの「Windows 7」、Appleの「Snow Leopard」がけん引役となり、両製品とも立ち上げ時に記録的な売り上げを達成したという。

2009年の小売りソフトウェア(ゲーム除く)売り上げ
分野 売上高の対前年伸び率 販売本数の対前年伸び率 平均販売価格 対前年平均価格変動率
ビジネス -10% 6% $100 -15%
教育 -12% -20% $32 11%
財務 -12% -18% $66 8%
イメージング・グラフィックス -10% -6% $94 -5%
OS 35% 162% $85 -49%
パーソナルプロダクティビティ -22% -24% $49 3%
システムユーティリティ -5% -8% $44 3%
(資料:NPD Group)

 「2009年は小売りソフトの明暗が分かれた。OSの新版がリリースされるときは常に関心が高まる。だが、税金申告ソフトやシステムユーティリティなど、比較的売り上げが安定している分野が弱く、全体的な売り上げが押し下げられた。販売チャネルのシフト、オンライン購入への移行が響いた」とNPDのアナリスト、スティーブン・ベイカー氏は述べている。

 同氏は2010年の展望について、新しいOSのリリースはないが、Office 2010の立ち上げがそれを補うため、2009年と同程度の売り上げになると予想している。

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