ITmedia NEWS > 速報 >

Google、グローバルな学生向け「サイエンスフェア」開催 優勝者には5万ドルの奨学金

» 2011年01月12日 12時09分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleは1月11日(現地時間)、世界中の学生を対象とするオンライン版のサイエンスフェア「Google Science Fair」の開催を発表した。「我こそは未来のアインシュタイン、キュリー夫人、サーゲイ・ブリンとラリー・ペイジ(Googleの共同創業者)だと思う若者はサインアップページから登録しよう」と呼び掛けている。

 サイエンスフェアとは、米国で1950年代から普及した小学生以上が参加できる科学をテーマにしたコンテスト。学校や地域単位でのエントリーが一般的だが、Google Science Fairは世界中の学生が平等に参加できるのが特徴。参加条件は13〜18歳の学生で、1人あるいは3人までのチーム。Googleのアカウントと保護者の許可も必要だ。エントリー後、自分のプロジェクトをGoogle Siteに登録する。

 エントリーは4月4日まで受け付け、5月上旬にGoogleが選んだ準決勝出場者をオンラインで公開して一般の投票を募る。15チームに絞った決勝出場者を7月11日にGoogle本社に招待し、Google内外の著名科学者らの審査により優勝者を決定する。審査員には“インターネットの父”、ビント・サーフ氏やCERN(欧州原子核研究機構)所長のロルフ・ホイヤー氏などが名を連ねる。

 このコンテストにはCERN、LEGO Group、科学・教育関連の非営利団体National Geographic Society、科学雑誌のScientific Americanが協賛しており、グランプリ獲得者にはガラパゴス諸島10日間の旅、5万ドルの奨学金、Google、CERN、LEGO、Scientific Americanのいずれかでの3日間の体験などが提供される。

企業向け情報を集約した「ITmedia エンタープライズ」も併せてチェック

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.