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富士通セミコンダクターが営業黒字に転換、利益100億円の目標達成が確実に

» 2011年02月02日 07時00分 公開
[石田雅也,EE Times Japan]

 富士通セミコンダクターが2010年度(2011年3月期)に、目標としていた営業利益100億円を達成できることが、ほぼ確実になったようだ。「まだ確定ではないが、100億円強の営業利益を出せそう」(岡田晴基社長、写真1)。 2008年3月に富士通から分社後、2008年度に約600億円の営業赤字、2009年度も100億円以上の営業赤字を計上したが、分社3年目で営業黒字への転換を実現できる見通しだ。ただし富士通グループの「デバイスソリューション事業」の中核会社と位置付けられており、単独の決算は公表していない。2010年度の売上高は4000億円程度とみられる。

 富士通セミコンはLSI事業の収益構造を抜本的に立て直すため、2009年8月27に発表した事業戦略に基づき、「ファブライトへの事業モデル転換」、「固定費を中心とする費用削減」、「アプリケーションを明確にした商品ポートフォリオ再構築」の3つを柱に、さまざまな施策を実行してきた。→続きを読む

この記事はEETIMESから転載しています。


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