NECは6月13日、ブラジルの中核都市ペルナンブッコ州の州都レシフェ市近郊で計画されている「スマートシティ開発プロジェクト」に参画すると発表した。国民にIDを振り分けて選挙に活用するなどの電子政府構想やスマートグリッド構想など、ITを利用した次世代都市インフラの提案をするという。
レシフェ市近郊では2014年開催予定の「FIFAワールドカップ」のために新競技場の建設が予定されている。ペルナンブッコ州は同地域をイベント終了後も継続して発展させるための取り組みとして、スマートシティ開発プロジェクトを計画した。
NECは同プロジェクトへの参画を通じ、これまでに培ってきた生体認証技術や映像監視技術、RFIDなどを利用したセンサーネットワーク技術、蓄電技術などを生かすという。ブラジルの都市開発企業と共同で、レシフェ市近郊のスマートシティ化に取り組んでいく。
またNECは今回のプロジェクトへの取り組みを通じてスマートシティ開発ソリューションのパッケージ化を進め、11年度上期中には、新興国を中心とした国々の諸地域に対し、同パッケージの導入を提案するとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR