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Ciscoが2件のセキュリティ情報を公開、CiscoWorksなどの脆弱性に対処

» 2011年10月20日 07時32分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Cisco Systemsは10月19日、「CiscoWorks Common Services」と「Cisco Show and Share」の脆弱性に関するセキュリティ情報を公開した。

 CiscoWorks Common Servicesは、CiscoWorksシリーズ製品のネットワーク管理アプリケーションに搭載されている管理サービス。脆弱性はWindows版に存在し、問題を悪用すると、認証されたリモートの攻撃者が管理者権限で任意のコマンドを実行できてしまう恐れがある。危険度は共通指標のCVSSベーススコアで「9.0」(最大値は10.0)となっている。

 一方、Webキャスト/動画共有アプリケーションのCisco Show and Shareには、2件の脆弱性が存在する。悪用された場合、認証を受けないユーザーが管理者用のWebページにアクセスしたり、Webサーバユーザーの権限で任意のコードを実行できてしまう恐れがある。危険度は最も高いものでCVSSベーススコアの「7.5」と評価されている。

 Ciscoは、無料ソフトウェアアップデートをリリースしてこれらの脆弱性に対処した。

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