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漫画『ガラスの仮面』にまさかのスマートフォン!――紅天女のふるさと・梅の谷で速水真澄の携帯電話は通じるのか(2/2 ページ)

» 2011年11月12日 15時25分 公開
[片岡麻実,ITmedia]
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「梅の谷」は果たして圏外なのか、通話可能なのか

 ファンの調査によると、「紅梅の里」は京都から2時間半程度で行くことができる某所ということが推定されました。そこは果たして携帯電話で通話は可能な場所なのでしょうか。

 通話可能かどうか「NTTドコモ」「au」「SoftBank」の公式サイトで確認をしました。

※あくまでも2011年10月現在の状況なので、単行本34巻が雑誌連載された当時とは異なります。参考としてのデータです。

 「NTTドコモ」公式サイトのFOMA関西エリアマップを利用しました。場所は住所で検索をしました。村役場がある地域は圏内でした。北島マヤと速水真澄が一夜を明かした神社のモデルとなった場所は圏外でした。

 「au」公式サイトの全国サービスアリアでは市街地は圏内、市街地以外は圏外と分かりました。

※地図での表示だったため片岡の目視での判断です。

 「SoftBank」公式サイトの電波状況ピンポイント検索で住所検索した結果によりますと、村役場は屋外電波状況3本以上、3Gハイスピード対応エリアとのこと。神社も屋外電波状況3本以上、3Gハイスピード対応エリアとのこと。

 住所検索した場合ですが「SoftBankはガラスの仮面のモデルとなった社務所でも携帯電話の電波が入る」という結果が出ました。auは地図を目視で確認したため神社の場所は圏内かどうか判断がつきませんでした。

 織姫と彦星のように北島マヤと速水真澄は天の川を見ながら気持ちを通わせ、神社の社務所ではせつないやりとりをして夜を明かします。しかし、もし速水真澄のスマートフォンが圏内のキャリアだった場合は夜に仕事の電話がかかってきてしまう可能性が生じます。もしも社務所シーンで速水真澄がスマートフォンを携帯していた場合は、二人でロマンティックな一夜が過ごせなかった可能性もありえたことになります。

 以前検証した際は、速水真澄のスマートフォンはAndroid携帯ではないかという仮説で終わりました。

 もし今後、速水真澄と北島マヤが再び梅の谷に行き、2人でロマンティックな一夜を過ごしたいシーンの場合は、物語がロマンティックになるためにAndroid携帯が圏外になる設定が必要かもしれません。

 『「ガラスの仮面」コミック・ファンブック』によりますと、美内すずえ先生はキャラクター詳細に設定を決めてから書きはじめられたそうです。

 「連載だとキャラクターが生き生きしていることが作品の魅力になってきますから、ひと通り、星座、血液型、癖などは決めてある」〜美内すずえ『「ガラスの仮面コミック・ファンブック』(白泉社) 66ページより引用

 速水真澄の誕生日が11月3日、さそり座であることは速水真澄公式Twitterでもツイートされていました。桜小路優は北島マヤとお似合いだと嫉妬するシーンが多いのも、経営者としてやり手なのも、さそり座の占いを踏まえているようです。

 彼は得意教科について一ツ星学園の校長室で北島マヤにこう語っています。

 「そうか、ぼくは昔、物理が好きだった」〜『ガラスの仮面』舞台あらし2 文庫版6巻(白泉社文庫)

 かなり細かくキャラクター設定をされていることがわかります。速水真澄のスマートフォンに関してもキャラクター設定に関連しているのかどうか気になります。

 神社の社務所で速水真澄の携帯が通話可能なのかそうではないのか。キャリアによって差が出るのだとしたら、彼がAndroid携帯を利用しているのは理由があるのかたまたまなのかという点も興味深いです。

追記:「梅の谷」の場所を再検証するブログが追加で書かれました。ご興味のある方は、こちらもどうぞ→[再検証]漫画『ガラスの仮面』にまさかのスマートフォン!-紅天女のふるさと・梅の谷の場所について-[2011/11/17 13:00]

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