VOCALOIDは使ってなんぼ。実際にSeeUの歌声を使って、1分少々のサンプル曲を作ってみた。残念ながら自分は韓国語ができない(そもそも入力方法がわからない)ので、日本語データベースのみ使っている。リバプールサウンドっぽいバッキングをiPhone版GarageBandで作ってMacにインポート。それをWAVに変換し、VOCALOID3 EditorのWAVトラックに読み込んで、SeeUをコーラスと合わせて3トラック使って仕上げたものだ。
VOCALOID3 EditorはCrossOver Macを使い、Windowsなしで動かした。CrossOver Macは最新バージョンである10.2にすることで、VOCALOID3インストーラに対応する。バッキングに合わせながら調教ができるのはありがたい。ただ、VOCALOID2と比べるとかなり重く、再生のスタート/ストップの反応が鈍いので、やはりMacネイティブ版はほしいところだ。
SeeUの使用感だが、母音の発音が日本語のように開ききらないところが、歌愛ユキに近い印象を受ける。「外国から日本にやってきたアイドルが日本語を勉強しながら歌っている」ような感じを出すときにはいいかもしれない。ちょっと鼻にかかった声質だが、幼い印象を受けるのはそのせいかもしれない。
女声VOCALOID3が一挙に出てきた中、なかなかよいポイントを押さえていると思う。ニコニコ動画でも、SeeUタグの動画は166本(1月27日時点)。おそらく韓国と思われる海外Pからの投稿も多いようだ。GLAMがデビューし、本格的な共同プロモーションが開始されれば、さらに盛り上がってくるだろう。
SeeUの情報は、日本で販売しているVOCALOID Store以外に、Twitterの公式アカウントやFacebookなどで垣間みることができるが、ハングルなので、ハードルが高い。日本語のサービスも準備しているそうなので、日本のユーザー・ファン向け情報も期待したいところだ。日本ではVOCALOID STOREを通して販売されているので、日本語の情報はそこから出てくると思われる。
SeeUを使った楽曲ができたら、「VOCALOID 3発売記念楽曲コンテスト」に応募してはいかがだろうか。
SeeUの応募作には、SBS Artech賞(SeeU)として、
が、それ以外のVOCALOID 3楽曲については、
コンテスト期間中に、投稿動画の再生数が3000回を超えた作品の作者にもれなく、発売予定のないV3音声ライブラリをプレゼント。
といった商品がある。
ニコニコ動画に投稿して「VOCALOID3発売記念コンテスト」タグロックをしておこう。締め切りは3月31日まで。もちろん、SeeU以外のVOCALOID 3作品も投稿可能だ。
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