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HP、クロスプラットフォームのアプリフレームワーク「Enyo 2.0」正式版をリリース

» 2012年07月23日 12時36分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Hewlett-Packard(HP)のEnyoチームは7月18日(現地時間)、オープンソースのJavaScrptアプリケーションフレームワーク「Enyo 2.0」の正式版を、Apache License 2.0の下でリリースしたと発表した。プロジェクトのWebサイトでダウンロードできる。

 Enyoは、モバイルOS「webOS」向けアプリケーションフレームワークとして開発された。HPがwebOSをオープンソース化した際、Enyoもオープンソース化した。

 Enyo 2.0は、webOSだけでなく、iOSやAndroidなどのモバイル端末およびGoogle Chrome、Firefox、Internet Explorer(IE)などのWebブラウザで稼働するHTML5アプリを作成できる。2.0正式版では、UIコンポーネント「Onyx」のライブラリに多様なウィジェットが追加された。また、Enyoやウィジェットの機能をさまざまなフォームファクタ上で確認できるアプリ「Enyo 2 Sampler」も用意された。「Enyo Community Gallery」には、既に50以上のアドオンやプラグインが登録されている。

 enyo Enyo Community Gallery

 Enyoチームは、今後も開発者がネイティブアプリではなく、iOSでもAndroidでも、どこででも動かせるWebアプリを構築するのをサポートしていくとしている。

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