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エンジニアとライターで、2泊3日の“沖縄ノマド”生活あったかければ、捗るか?(2/4 ページ)

» 2013年02月26日 15時22分 公開
[岡田有花,ITmedia]

無線LAN&電源完備も 那覇の“ノマドカフェ”

 「忘れていた夏を思い出したね」。那覇の気温は21度。雨上がりのせいか、湿気もあって蒸し暑い。東京から来ていた上着を脱いでも、脇から汗がにじんでくる。

 ホテルにチェックインし、ソーキそばで腹ごしらえをすると、さっそく“仕事場”を探しに出た。無線LAN・電源完備のカフェをネットで調べ、あらかじめGoogleマップの「マイマップ」にプロット。那覇の中心部に複数ある中から、一番近かった「クライマックスコーヒー パレット久茂地店」に最初の拠点を定めた。

画像 クライマックスコーヒー パレット久茂地店で作業する閑歳さん

 レギュラーサイズで360ミリリットルもあるたっぷりのコーヒーと、大きなマフィンやロールケーキなどが楽しめるカフェチェーン。カウンター席に電源があり、ガラス越しに那覇の風景を楽しみながら作業ができる。無線LANもサクサクつながったが、暗号化されていないかったため、セキュリティが心配な作業は手持ちのルータなどを利用した。

 カウンターに並んで座り、筆者が無言で原稿を書いている隣で、閑歳さんも無言でコードを書く。少し疲れたりダラダラしたくなっても、閑歳さんが頑張っているのを見るとあとちょっと頑張ろうと思い、1人でカフェで仕事するより格段に集中できた。閑歳さんも同様に、筆者の姿がプレッシャーになり、集中して作業できたという。

 「職種が違うから良かったのかも」と閑歳さん。ハッカソンや開発合宿など、エンジニア同士で集まって作業することも多いが、「コードの書き方やサービスの使い方などの情報交換がメインになり、作業はあまり進まない」という。職種が異なると、お互い何をやっているか分からず、相談もできないだけに、かえって作業は進むようだ。

 夜は沖縄料理を味わい、ホテルに戻って作業の続き。ホテルも無線LAN完備の所を選んだが暗号化されていなかったため、ルータが活躍した。ホテルで仕事する場合は、予約の際に「無線LAN完備」と書かれているだけで安心せず、暗号化されているかどうかをチェックしたほうが良かったなぁと思った。

「日本最大級のコワーキングスペース」に向かったものの……

画像 ゴージャスな雰囲気の「クリエイターズレジデンス」公式サイト

 「北谷町(ちゃたんちょう)に日本最大級のコワーキングスペースがあるらしい」。ネット検索で知った情報を頼りに、2日目は北谷町に向かった。

 「クリエイターズレジデンス」というコワーキングスペースで、2月にオープンしたばかり。GREE向けソーシャルゲームを手がけるSummerTimeStudioが運営する全80席のスペース。ワークデスクやソファのほか、追加料金を支払えば、大型スクリーンや65インチのディスプレイ、ミーティング用テント、バーチャルゴルフなど多彩な設備が利用できる。Webサイトに掲載された、まるでバーのようなムーディな写真も気になる。

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