ITmedia NEWS >

エンジニアとライターで、2泊3日の“沖縄ノマド”生活あったかければ、捗るか?(3/4 ページ)

» 2013年02月26日 15時22分 公開
[岡田有花,ITmedia]
画像 シャッターが固く閉ざされていた

 北谷町は那覇から10数キロ離れているが、2人とも車を運転できないため、交通手段はバスだ。地元の人に路線を教えてもらい、バスに揺られて約30分。最寄りのバス停「北谷」で降りて少し歩くと、それらしきものが見えてきたが……閉まってる……? ぐるりと一周してみたが、シャッターが固く閉ざされていた。ここまで来たのに……。

 後で調べてみると、その日は週1回の定休日。事前にサイトはチェックしていたものの、定休日が書かれていることに気づかなかったのだ。事前に電話でもして休みを確認しておくべきだった……。

「海が見えるカフェ」は捗るか

 クリエイターズレジデンスのほど近くに、「アラハビーチ」というビーチがある。せっかくだから海を見たいと、ビーチに向かった。

 夏は海水浴客でにぎわうであろうこのビーチも、オフシーズンの2月は、散歩をしている地元の人が数人いる程度。青い海と白い砂浜は、いかにも沖縄の風景だ。

画像 海の音が聞こえる「Daisy's Cafe」

 ビーチの脇に、「Daisy's Cafe」という小さなオープンカフェを見つけた。聞いてみると、店内の電源も利用OKだそう。ランチやマンゴージュースを頼み、ビーチをながめながら仕事することにした。

 カフェのほかの客はアメリカ人ばかり。陽気な英語が飛び交う中、海を見ながらPCを開いて作業すると、「沖縄に来たなぁ」と満足できた。ただ、テラス席で作業していたので、直射日光がPCディスプレイに反射してまぶしく、ディスプレイの視認性が低下した。

 閑歳さんの開発作業は、コンパイルなどにバッテリーを食うため、電源のないテラス席では「電源が気になってあまり集中できなかった」という。途中、スコールのような雨が降り、テラスから店内に引き上げ、電源を借りた後は、安心して仕事できたそうだ。

画像 tab'spot

 3時間ほど作業した後バスで那覇に戻り、ビジネスカフェ「tab'spot」(タブポット)へ。2時間500円でドリンク1種類が飲み放題、無線LAN・電源使い放題の、ノマドワーカーにありがたいカフェだ。

 2人でソファー席に陣取り、4時間近く集中して作業。電源タップは十分な数があり無線LANも暗号化されていたため、心置きなく働けた。

 2人で訪れた沖縄のカフェは3件。どこもゆったりした雰囲気で居心地が良く、無線LANや電源も使わせてもらえた。那覇近辺ならソフトバンクやドコモのLTEも入り、総じて通信・電源環境は良好だと感じた。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.