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タブレット出荷台数が大幅増 2012年は前年比191%――IDC調査

» 2013年03月27日 22時40分 公開
[ITmedia]

 IT調査会社のIDC Japanは3月27日、国内モバイル端末市場に関する調査結果を発表した。2012年のスマートフォン出荷台数は前年比42.1%増の2848万台、タブレット出荷台数は同91.3%増の462万台だった。

 2012年第4四半期のスマートフォン出荷台数は前年同期比29.2%増の883万台。国内の全携帯電話端末の出荷に占めるスマートフォンの比率は77.9%となった。主な成長要因として、同社は(1)ソフトバンクモバイルとKDDIが販売する「iPhone 5」の好調キープ、(2)シャープのIGZO(低消費電力液晶)搭載端末「SH-02E」の出荷拡大――を挙げている。OS別ではAndroidが57.8%を占めた。

 同期のタブレット出荷台数は202万台(前年同期比88.3%増)と急増。「Kindle Fire」「Nexus 7」をはじめとする低価格タブレットの一般ユ―ザーへの普及が進んだほか、LTE搭載タブレットの出荷増、法人向け需要の拡大などが成長要因になったという。OS別シェアではAndroid(48.3%)がトップだった。

 今後、スマートフォン市場は2013年をピークに成長が鈍化し、2017年の出荷台数は3765万台になるとみる。タブレット市場は大幅な拡大傾向が続き、2017年の出荷台数は905万台に達すると予測している。

photo 国内モバイルデバイス出荷台数予測:2012〜2017年(出典:IDC Japan)

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