iSightカメラは、センサーはスペック上は裏面照射型800万画素で5sと5は同じだが、5sではセンサーサイズが15%向上しており、画素ピッチが1.5μメートルに。5(1.4μメートルとされる)と比べて光感度が33%向上し、レンズの開放F値が5のF2.4から5sではF2.2になっており、少しでも光量が欲しい暗所での撮影などで有利になりそうだ。
またフラッシュも改善。「True Toneフラッシュ」と呼ぶ5sのフラッシュは、白とアンバーの2つのLEDを搭載する。フラッシュ撮影時には1000以上のシチュエーションから自動判定し、白とアンバーのミックス具合や強度を調節し、「クールすぎず、ウォームすぎず、コントラストがはっきりした、より自然な肌色を再現」するという。
A7が搭載する独自設計の画像信号プロセッサによりオートフォーカス速度は最大2倍となり、1秒間に10枚の撮影が可能な「バーストモード」、4枚の写真を撮影して1つの画像を合成する手ブレ補正機能、30fpsで撮影するパノラマ撮影、720p/120fpsのスローモーション動画撮影、動画撮影中のピンチイン/アウトによるズーム──といった機能をパワフルな処理能力でこなす。
iPhone 5s | iPhone 5 | |
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ディスプレイ | 4インチRetinaディスプレイ(1136×640ピクセル、326ppi)、コントラスト比800:1、最大輝度500カンデラ/平方メートル | |
プロセッサ | 64ビット対応A7 | A6 |
モーションコプロセッサ | M7 | なし |
Touch ID | ホームボタン内蔵 | なし |
iSightカメラ | 800万画素裏面照射型(画素ピッチ1.5μメートル)、F2.2、TrueToneフラッシュ | 800万画素裏面照射型(画素ピッチ1.4μメートル)、F2.4 |
バッテリー | ネット利用時:4G LTEで最大10時間/Wi-Fiで最大10時間、連続待受時間:最大250時間 | ネット利用時:LTEで最大8時間/Wi-Fiで最大10時間、連続待受時間:最大225時間 |
本体サイズ | 123.8(高さ)×58.6(幅)×7.6(厚さ)ミリ | |
重さ | 112グラム | |
容量 | 16Gバイト、32Gバイト、64Gバイト | |
カラー | スペースグレイ、ゴールド、シルバー | ブラック&スレート、ホワイト&シルバー |
iPhone 5s(通信方式別に5モデル)は最大13のLTE周波数帯で利用できるが、Appleが日本向けに出荷するのは「モデルA1453」。3社の2.1GHz帯LTE(バンド1)とイー・アクセス/ソフトバンクモバイルの1.8GHz帯LTE(バンド3)に加え、KDDIとドコモの800MHz帯LTEに対応(バンド18、19)する。「auがLTEエリア競争で断トツで勝てるのでは」と話したKDDIの田中孝司社長の自信を裏付ける結果になった。
ソフトバンクモバイルの900MHz帯LTE(バンド8)にも対応するが、同帯域でのLTEサービスは2014年夏以降まで待たなければならない。またソフトバンクモバイルの「AXGP」には対応しない。
4S以前からのユーザーなら新機種「iPhone 5c」も乗り換え検討の対象になりそうだ。基本的には5と同等のスペックだが、5sと比べ安価な上、背面カバーがポリカーボネイトでグリーン、ホワイト、ブルー、レッド、イエローというカラフルなラインアップが特徴。純正の別売りカバーを付け替えればさまざまな色の組み合わせも楽しめる。
ただしサイズは124.4(高さ)×59.2(幅)×8.97(厚さ)ミリ、重さ132グラムと、5/5sと比べ約1.4ミリ厚く、20グラム重くなっている。対応周波数帯は5sと同じだ。
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