ユーザー数を順調に伸ばし続ける中、直近で取り組んでいるのは収益源の確立。マネタイズ施策として、壁紙とアイコンを同梱したフル着せ替えセットを200〜300円で販売する有料ストアを昨年11月にオープンした。ハローキティやスヌーピー、どーもくんなどを使ったセットを販売し、キャラクター自体のファンの取り込みを狙う。人気クリエイターと企業とのコラボ素材の展開や、2月にジークレストとの共同事業としてスタートするアバターアプリ「CocoPPa Play」など、課金アイテムの幅をさらに広げていく。
「膨大にある素材からひたすら選んで、ちまちまとショートカットを設定して、アイコンを並べ替えて――という手間すら楽しんでくれるタイプと、ボタン一発で自分のスマホをかわいくしたいというニーズは違うと思っている。既存ユーザーに課金セットにシフトしてもらうだけでなく、新しい層も取り込んでいきたい」(梶原さん)
ビジネスを軌道に乗せることに加えて、イラストレーターやクリエイターの発表の場としても発展させたいという。ユーザーそれぞれが伸び伸びと楽しく活動してもらえる環境を整えていくのはもちろん、流行の発信地になれば、と梶原さんは目を輝かせる。有料ストア開設時には法人向けに公募枠を設け、新しい“かわいい”キャラクターの発掘を目指した。「これ、CocoPPa発で流行ったらしいよ! って声を早く聞きたいんです」(梶原さん)
目指すのは、世界共通の女の子の定番アプリ。「『とりあえずスマホ買ったらCocoPPa入れなきゃ』と思われるくらいになりたい」(梶原さん)。「かわいいの楽園」の快進撃はまだまだ続く。
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