家庭向けサーモスタットやサーキュレーターでも知られる米Honeywellは6月10日(現地時間)、スマートフォンの専用アプリで制御できるスマート室温調節器「Lyric」を発表した。
8月に米国で279ドルで発売する。米Google傘下のNest Labsの「Nest」より30ドル高いが、位置情報に基づく自動制御など、Nestにはない機能もある。
専用アプリはiOSおよびAndroid版があり、複数のスマートフォンおよびタブレットから制御できる。スケジュールによる空調の設定変更だけでなく、端末の位置情報から、ユーザーが家から離れると自動的に空調を不在モードにし、近づくと在宅モードにするよう設定することも可能だ(Nestはモーションセンサーで人の存在を検知する)。
Lyricの表面には円形ディスプレイの両側にボタンが付いており、左のボタンを押すと向こう12時間の天気予報が表示される。
Honeywellは、航空宇宙分野から自動車部品、家庭用/産業用の制御技術を提供する複合企業。家庭用サーモスタットは1953年から販売している。
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