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「やらせ」疑われた“ASKAファン”秋本志保さんを直撃 ネットでの話題に「びっくりしています」(2/4 ページ)

» 2014年08月04日 08時57分 公開
[高橋ユキ,ITmedia]

 あれはスタッフではなく日テレの「ZIP!」の若手アナウンサーで、打ち合わせをしているのではなくインタビューを受けているところなのです。その近くで他局のリポーターがリポートしているだけなんですが……。それは神に誓ってそうなんですが。何で何でもやらせに結び付けられてしまうんでしょうか……。「ASKAさま〜!」と叫んだチューリップハットのおばさんとかもっと目立つ人はいたのに、私は全然スルーしてもらえないという……私、やっぱり誤解されやすいんだなあ。

のりピーは「いつ会えるか分からない」から

――その前は押尾学や、酒井法子の裁判でも街頭インタビューされていることが話題になりました。そもそもお2人のことは好きだったんですか?

 ええ。押尾さんは元々は王道トレンディー俳優でしたが、トレンディー俳優として、やりたくもない仕事やらされるより、本当にやりたい仕事やる姿勢、“不当な我慢をしない=自分に嘘をつかない姿勢”に惹かれて。奥さん・子供ができててもそれを貫いたところに魅力を感じ、トレンディー俳優時代の記事の載った雑誌やスクラップは取っているし、ライブにも足を運んでいます。「(名前の)学っていうのは俺が物事を学ぶって意味じゃなくてお前らが俺から“学ぶ”って意味なんだ!」と常々彼は言っていました。自分の好きな事を好きなようにやる人程、信頼のできる人はいないと思っています。だから学君は私にとって”信仰の対象”なんです。

――なるほど、のりピーはどうですか?

画像 酒井法子さんとも2ショット写真を撮影

 小学生のころから人に何かしてもらったら「ありがとうございマンモス!」うれしい事があれば「マンモスうれピー!」と39歳になった今でも挨拶はそれしか知りません。ノリピーは常にキャピキャピしていて、でもお母さんになっから母親役で出演した舞台で、“母の愛”そのものを見せていただいたり。次はどんなノリピーを見せてくれるんだろう。見てて飽きない女性だから時間とカネなんか惜しくない、見たい! という気持ちに自然にさせてくれるんです。

――お二人のインタビューはそれぞれ一審判決での裁判所前のものですよね。

 押尾さんのインタビューは、判決の時のものです。刑務所から出てきたらたぶん、私の好きな“絶えず周囲をにらみ付けているようなギラギラした”押尾さんはもう見られないだろうな、って思って。

 のりピーのインタビューも判決の時のものです。あの時は彼女は「芸能界は引退して介護の仕事に就く」なんて言ってたじゃないですか? だから傍聴券の抽選はものすごい倍率だから、外れたものの今日を逃したらもう二度と彼女に会う事はできない、と思って「小向美奈子さんみたいに判決後、地裁の正門の前に出て来てインタビューとかやってくれないかなあ」と淡い期待を抱きつつ裁判所の外にいたのです。

――そのタイミングでテレビ局から声をかけられたんですね。のりピーについては裁判の後も追っかけを続けられていますが、最近の彼女を見て何か思うことはありますか?

 今、覚せい剤もきっぱりやめ続け、限られた活動範囲とは言え、文句の一つも言わずに地道な活動にて芸能人を続けている彼女を見ていると「継続は力なり」という言葉を思い出します。ただ、会える機会は限られていますから、我々ファンにとっては「この日なら休みが合うから行ける」という会いに行き方ではなく「この日1日しかなく、この日を逃すと次いつ会えるか分からないから休み取って行くしかない」という会いに行き方になってしまうので無理をして休みを取る事になってしまうんですけどね(苦笑)。

――お休みを取るということはお仕事されているのだと思いますが、どういうお仕事をしながら活動されていらっしゃるのでしょうか?

 今は食料品を扱う店でバイトしているのですが、「私はこういう活動をしています」という事を正直に店長に言って、お休みを申請させていただくようにしています。代わりのバイトの人が見つかればすぐに休ませてくれるのですが、見つからなかった場合でも「秋本さんの将来の為だからいいよ」と休ませてくれます。店長、苦しそうですけど……。

 以前は劇団員、声優、タレントの卵たちが多く所属する、学習教材のテレアポセンターで働いていて、そこだとさらにお休みは自由に取れたのですが、あまりのノルマのキツさにやめました。

――急に予定が入ることになると、仕事も限られてきますね……。木嶋被告の裁判のインタビューは、あれはいつのものですか?

 あのインタビューも一審の判決のときのものです。くじ運の悪い私が高倍率の木嶋の判決の傍聴券を引き当てるなんて、運動神経の悪い私がヤクルトの古田の引退間近試合でたまたま太腿の所に飛んで来た青木選手のボールを無意識にキャッチして周りのおばさんや青年に「おお〜!」と感嘆された経験と同じくらい奇跡です。

 判決で、「死刑!」って言われても木嶋被告が何でキョトーンとした他人事みたいな顔をしていたのかまるで分からなかったんです。だって恐怖のあまりおしっこ漏らした被告人を見た事ありますから。でも最近になってからやっと分かりました。彼女はちゃらんぽらんで物事を最後までやり遂げられない女性だから自分の行動に責任が持てない、自分自身に責任が持てないため「自分の事だって分かってるの!?」と見てるほうは言いたくなってしまう、というわけです。

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