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NTTドコモ、個人住所を含む法人顧客情報を流出

» 2014年09月09日 19時00分 公開
[ITmedia]

 NTTドコモは9月9日、保守運用サービス「法人モバイル管理サービス」で管理する法人顧客の情報が流出した可能性があると発表した。流出した疑いのある情報には1社1053人の社員の個人住所も含まれているという。

 流出した可能性のある情報は、法人名、業務用携帯電話の番号、業務用携帯電話の利用者名、住所など。法人モバイル管理サービスは端末の故障対応や契約変更などを代行するサービスで、同社では一時的な施策用に「法人モバイル管理サービス顧客管理システム」からリスト抽出し、「法人ファイル共有システム」で作業をしていた。このファイル共有システムでは一時的な作業に72社13万件の管理情報を格納していたという。

 現時点で外部からの不正アクセスによる情報流出は無いとし、事態発生を踏まえて「目的外の検索やアクセスを検出および防止するため、業務の見直しとともにシステムのセキュリティレベルの高度化を行いました」と説明する。また社内調査を進めつつ、捜査機関にも相談して被害届の提出を準備中。内部不正の可能性も視野に入れているようだ。

NTTドコモの説明

 報流出の疑いがある法人顧客には、お詫びと説明を実施しており、「真相究明に全力を尽くすとともに、再度このような事態が発生しないよう、全社をあげて再発防止策に取り組み、お客様情報管理の徹底およびお客様の信頼回復に全力を挙げていく所存であります」とコメントしている。

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