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» 2014年09月10日 10時00分 UPDATE

ネットとリアルの交差点、可能性は無限大 Web連携収納サービス「minikura」がビジネスプラン募集中

寺田倉庫が個人向け収納サービス「minikura」プラットフォームを活用したビジネスプランコンテストを開催している。優秀プランは同社が資金や人材などの面でバックアップし、実際に事業化する。

[PR/ITmedia]
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 片付けたい品を箱に詰めて送るだけ、品物は1点ずつ撮影され、Web上でいつでも確認できる――そんな収納サービス「minikura」の仕組みを使った新たなビジネスプランのコンテストを寺田倉庫が始めた。スタートアップ企業や個人開発者を対象に、寺田倉庫の物流ノウハウを活用しながら、新しいアイデアを一緒に形にできれば──とうたう。優秀プランは同社の支援のもと、事業化する予定だ。

Webを活用した収納サービス「minikura」

 Webを活用した寺田倉庫の個人向け収納サービス「minikura」は2012年秋にスタート。箱単位・月額定額制というシンプルな利用スタイルや、従来の倉庫サービスでは難しかった個別のアイテムの引き出し、アイテムの写真撮影など、ネット時代のユーザーにマッチしたサービスが評判を呼び、会員数17万人を超えるサービスに成長している。

 宅配便と倉庫、そしてWebを使った一連の物流の仕組みそのものを1つのプラットフォームとして位置付け、昨年秋から「minikura API」の提供を始めた。入出庫の管理、梱包・発送、品物の撮影はもちろん、衣類のクリーニングやオークションへの出品などのオプションまで、それぞれのプロセスを自由にカスタマイズ可能なAPIとして公開。他社へのOEM導入を含め、広く協業先を募っている。

 自社で手がける新規事業として、絵画レンタルサービス「renTarT」(レンタルト)を近日始める。若手アーティストや学生から募った作品を無料で倉庫に保管し、月額1500円程度で貸し出す。普段アートになじみがない人にも、手に届く価格で月替りでアートを楽しんでもらえれば──という発想だ。気に入った作品は購入もでき、作品を通じて得られた収入はアーティストに還元される。

 こうした新サービスは、同社がこれまでの「倉庫」のイメージから少し離れたものにも積極的に取り組み、実際のアイテムを収納する“ストレージ”の活用の幅を広げていきたいという意思の表れだ。

求む“本気の人” 優秀プランは速攻ビジネス化

 こうした取り組みを加速するために始まったのが「日本アカルミ―賞 2014」だ。スタートアップ企業や個人開発者を対象に、minikuraプラットフォームを活用したプランを募る。優秀なプランには資金面や人材面、オフィス提供などで1000万円相当のバックアップを行い、早ければ年内のサービスインを目指して開発を進める予定だ。

 同社が求めるのは“本気の人”。アイデアレベルにとどまらず、実際に情熱をもって事業として取り組める法人や個人、グループの応募を期待したいという。

 実際、7月にスタートしたminikura APIを活用した新サービス「BOX MARKET」は、ベンチャー企業・ブルーノートによる持ち込み企画から始まった。いわばビジネスプランコンテストの“第0号”。商品撮影から配送代行まですべて無料のフリーマーケットサービスをうたい、「ヤフオク!」出品に役立つ機能を付けるなど、個人間の売買を促進するツールだ。

 ブルーノートの秋元悟郎さんは以前からminikura事業に一開発者として携わっており、API開発などを行う中で「用途を絞り、より便利な新しいサービスを提案できるのでは」と考え始めたという。特に注目したのが「ヤフオク!」への出品機能。撮影や発送を代行するだけでも十分便利だが、ヘビーユーザーに利用を促す際、ネックとして挙がったのが落札者とのやりとりの部分。「ヤフオク!」内でお互いの連絡先を交換し、振り込みを確認した上で、住所を倉庫側に伝える。この一手間を、もう少し楽にできないか――。

 解決策として提案したのは、倉庫内で所有者が変わるという形だ。落札した商品は倉庫内で落札者のものとして保管され、実際に「引き出す」際には自ら住所を入力する形をとる。出品側の負担を減らすのはもちろん、品物は倉庫内で管理されているため安心して取り引きができること、プロの梱包によって万全の状態で配送することなど、落札者側にもメリットは大きい。

photo 「BOX MARKET」を開発したブルーノート 秋元悟郎さん

 秋元さんは現在10兆円規模と言われるEC市場の今後のさらなる拡大を見据え、特に送料の問題が大きくなっていくと予想する。「取り扱い量が増えるに連れ、流通効率をあげつつも送料はインフレ傾向になるはず。倉庫がハブにあるからこそ、例えば複数の商品をまとめて引き出したり、移動させずに所有権だけやりとりすることができる。単なる販売代行ツールや保管ではなく、何でも保存しいつでも引き出せる生活の“外部ストレージ”として機能すれば」(秋元さん)。

「チャレンジしないと意味がない」 スピード感ある環境とインフラをどう使う?

 寺田倉庫とともに事業に取り組むメリットは、社長や担当役員とオープンにディスカッションする場が与えられるなど、「歴史ある大きな企業だが、スピード感があり、アイデアに対して前向きで柔軟な姿勢であること。何でもチャレンジできるというより、チャレンジしないと意味がないという刺激的な環境」と話す。BOX MARKETの開始にあたっても、単なるAPIの利用だけでなく、倉庫内や発送時のオペレーション変更にも踏み込み、サービスをより良くする手段を双方で考えたという。

 “第0号”として先陣を切った秋元さんに応募者へのアドバイスを聞くと、しばらく考えた上で「……全然思いつかないですね」という答えが。「毎日スピーディに動いていて余計なことを考える余裕がないくらいなので、逆に言えばこんな風に自分のことしか考えてない人、やりたいことが明確にある人が良いのでは。リアルな商品を動かす事業をエンジニアの目線で作れるのは発想の幅が広がる大きな経験。起業や独立の最初のステップとしても、他に事業を展開しつつ広がりを模索するにも、貴重なチャンスになると思う」(秋元さん)

photo 寺田倉庫 月森正憲執行役員と秋元さん

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提供:寺田倉庫株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ニュース編集部/掲載内容有効期限:2014年9月30日

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