「ペンは剣よりも強し」を実戦で検証するDaily Portal Z×ITmedia(2/4 ページ)

» 2014年10月29日 10時00分 公開
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 実はこの勝負に挑む前は、フェンシングの本式ルールにのっとってデジタルペンで戦おうと思っていた。

 しかしYouTubeにアップされているフェンシングの動画を見て諦めた。あまりにも奥深すぎるのだ。

photo 「コーチがアンガジェ・シクスト(カルト)からカルト(シクスト)へシャンジェマンするところを反対側のシクスト(カルト)側へ剣先からデガジェを行いながら腕を伸ばしてファーントする。」――フェンシングの基本動作の1つだ
photo ただ攻め合うのではなく、攻撃と防御のターンがそれぞれあるらしい。意外と野球みたいなルールなのだろうか

 フェンシングと一口に言っても大きく3つくらいの競技に分けられ、それぞれ素人目には分からないような細かいルールがいくつもある。今回やるような素人同士の戦いを「フェンシングです」と言ったら誰かに本気で怒られそうなので、「3分間1セット」という競技時間だけを拝借することにした。

 というわけで、3分間のデジタルペンの戦い、スタートである。

1回戦

 ゴーン! 戦いのゴングが鳴った。

 まずは互いに出方をうかがいながら、胸元に下げたiPadめがけてデジタルペンで突っついていく。

photo

 おお、なんだかちゃんと決闘っぽい。

 ただ、開始10秒にして重大な欠陥に気づく。iPadがぶらぶらして安定しないのだ。

 iPadはちゃんとした本物(第3世代)を使っているが、どうやらそれを胸元に固定するテープに問題があるようだ。よく500メートル300円とかでホームセンターに売っているビニールテープ1本で首から下げているだけなので、闘士がちょっと動くだけでぶらぶらする。

photo ぶらーり
photo うわっ、ひっくり返った

 自分の胸元のiPadをわざと裏返しにしておけば絶対に負けないはずだが、闘士たるものそんな卑怯な手を使うわけにはいかぬ。

 iPadがひっくり返らないように細心の注意を払いながら、絶妙なバランスで攻撃と防御を繰り返していく。冷静と情熱の間って多分こんな気持ちだ。

photo
photo 「スキあり!」と熱が入る

 そうこうしている間に3分たった。しっかりした重い衣装を着ているため、疲れる上にとにかく暑い。双方汗だくである。さて、勝負の行方は……?

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あとで行った別試合の様子だが、存外スポーティーな動きをしているのが伝わるだろうか

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ニュース編集部/掲載内容有効期限:2014年11月28日

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