紀伊国屋書店と大日本印刷(DNP)は3月19日、出版流通市場の活性化と新ビジネスモデルの創出を図り、新会社を4月1日付けで設立すると発表した。
新会社は「出版流通イノベーションジャパン」。資本金と資本準備金の合計は1億円で、両社で折半出資する。
紀伊国屋書店はリアル書店と電子書籍ストア「Kinoppy」を展開し、DNPは傘下にジュンク堂書店や丸善、文教堂などを抱え、NTTドコモとの合弁企業を通じて運営するネット書店「honto」では電子書籍も販売している。
紙の書籍が縮小し、電子書籍は競争が激化する中、リアルとネットの「ハイブリッド戦略」をとる両社で互いのノウハウを共有し、日本の出版流通市場が抱える課題の分析と施策の検討を進めるという。
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