オーディオブックの業界団体「日本オーディオブック協議会」設立

[ITmedia]

　オーディオブックへの理解を深め、出版社・著者・読者の利益の最大化を目指す業界団体「日本オーディオブック協議会」（事務局：オトバンク）がこのほど設立され、代表理事に新潮社の佐藤隆信社長が就任した。

　オーディオブックは、書籍を朗読した音声を収録したカセットやCDなどの“聴く本”。協議会は、オーディオブック市場の拡大と、オーディオブックとデジタル／紙の共存共栄、著作者の利益・権利の確保の達成を目指す。

　視覚障害者のための著作権の権利制限に関する条約「マラケシュ条約」批准に向けての著作権法改正が視野に入ってきた今、改めてオーディオブックについて出版業界全体として取り組むべきと考え、設立したという。

　常任理事には小学館の相賀昌宏社長、講談社の野間省伸社長、KADOKAWAの川金正法ビジネス生活文化局局長、オトバンクの上田渉会長が就任した。