「Surface 3」国内発売――各モデルの特徴は? 使用感は? 購入前にチェックすべき“4つのポイント”

ついに日本で発売となった「Surface 3」。個人/法人向けモデルそれぞれの特徴やメリット、入手方法など、購入前に必ず確認しておきたいポイントを聞いてきました。

» 2015年05月20日 00時00分 公開
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photo Surface 3

 日本マイクロソフトは5月19日、オリジナルWindowsタブレット「Surface 3」を6月19日に個人/法人向けに国内発売すると発表しました。海外では一足先にデビューした最新端末の日本上陸を待ち望んでいた人も多いのではないでしょうか。

 すでにいくつかの海外レビューも出ていますが、やはり気になるのは「どれだけ使い物になるか」ということ。また、日本での入手方法や各モデルの特徴も押さえておきたいところです。

 そこで今回は、Surface 3を購入検討する上で知っておきたい4つのポイントを、日本マイクロソフトの小黒信介さん(Windows本部シニアプロダクトマネージャー)に聞いてみました。

使用感はサクサク? 性能は「Surface Pro 3最小構成モデルの80%強」

 Surface 3は、CPUにAtom x7を搭載したMicrosoftオリジナルのWindowsタブレットです。ARMベースのCPUを採用していた従来モデル(「Surface RT/2」)と異なり、フルバージョンのWindowsを搭載し、さまざまな対応ソフトをマルチタスクで使えるのが特徴です。

photo 小黒さん

 まず気になるのはその性能ですが、実機に触ってみた印象は「非常にサクサク」。Webブラウジングはもちろん、Officeソフトをはじめとするアプリケーションも軽快に操作することができました。

 「Surface 3が搭載している最新のAtom x7は、グラフィックス性能が従来モデルと比べて大幅に強化されているため、動画の閲覧などもスムーズに行えます。当社が実施したベンチマークテストでは、Surface Pro 3・Core i3搭載モデルの80%強ほどの性能を記録しています」と小黒さんは言います。

 さらに特徴的なのが、新開発されたキーボード付きカバー(Type Cover)です。左右のベゼル幅をぎりぎりまで減らすことで、小型ながらSurface Pro 3と同等のキーピッチを確保しています。

photophoto Surface 3とSurface Pro 3の比較。小型化のほか、本体横の排気口をなくす工夫も施されています

 ディスプレイは10.8インチ/1920×1280ピクセル。Surface Pro 3と同様に10点マルチタッチに対応するほか、オプションのタッチペン(Surface Pen)で筆圧感知に対応した手書き入力もできるようになっています。フルサイズのUSB 3.0ポートも備え、拡張性も安心です。

photophoto Surface Pro 3はキックスタンドの角度を無段階で調節できましたが、Surface 3は3段階。従来のマグネットタイプの充電ポートに代わり、新たにマイクロUSB充電に対応しました

 「初のAtom搭載モデルということで不安に思う人もいるかもしれませんが、さまざまなテストや調整を重ね、マイクロソフトとして自信を持って提供できる2-in-1製品になっています」と小黒さん。マシンに高負荷がかかる映像制作やCADなどの作業はSurface Pro 3に譲るとしても、「普通の人の一般的な使い方であれば、ほぼSurface 3でご満足いただけるはずです」と自信をみせます。

世界に先駆けてLTEモデルを提供 「日本はLTEへのニーズ非常に高い」

 続いてチェックしておきたいのは「入手経路」と「モデル」です。というのも、日本でのSurface 3の販売形態は少し複雑。法人向けにはWi-Fi/LTEモデルの両方を提供するものの、個人向けにはまずLTEモデルのみをソフトバンクモバイル株式会社より、“Y!mobile”(全国のワイモバイルショップおよびワイモバイル取扱店)から販売することになっています。まずは、モデルごとの本体価格(税別)を整理してみましょう。

モデル 個人向け 法人向け
Wi-Fiモデル 未提供 6万8800円から
LTEモデル(通信料別途) 8万1800円から 7万8800円から

 ここで知っておきたいのは、LTEモデルを提供するのは「世界中で日本が初めて」ということ。海外では現在、個人/法人向けを問わず“Wi-Fiモデルのみ”を販売していますが、「日本は特にLTE内蔵タブレットのニーズが非常に高い国。そうしたニーズに的確に応えるためにも、日本の個人向けにはまずLTEモデルに絞って提供する」(小黒さん)とのことです。

 Surfaceシリーズ全体を見てみても、LTE内蔵モデルを大々的に売り出すのは今回が初めて。「個人だけでなく多くの企業からも、LTE内蔵モデルを出してほしいとたくさんの要望を受けてきました。Surface 3はそうしたニーズに応えるものになるでしょう」

実は“OSそのもの”が違う――個人向け/法人向けの違いをチェック

 次は、各モデルの特徴を詳しくチェックしていきましょう。Surface 3は個人向けと法人向けをラインアップしていますが、それらには大きく2つの違いがあることをご存知でしょうか。

 1つ目の違いは「OS」です。個人向けモデルは通常版の「Windows 8.1」ですが、法人向けモデルはSurface Pro 3と同じ「Windows 8.1 Pro」を搭載。つまり、企業で広く使われているActive Directoryのドメインに参加させたり、ドライブ暗号化機能の「BitLocker/BitLocker To Go」を利用したり――といったことができるようになっています。

 このほかリモートデスクトップのホスト機として利用したり、クライアント仮想化技術「Hyper-V」に対応するなど、Windows 8.1 Proならではの利点はさまざま。企業として導入する場合は、迷わず「法人向けモデル」を選択するのが得策でしょう。

 もう1つの違いは、搭載しているOfficeアプリケーションです。ここでは表で各モデルの搭載Officeをチェックしてみましょう。

モデル 個人向け 法人向け
Wi-Fiモデル 未提供 Officeなし
LTEモデル Office Home and Business Premium Officeなし

 個人向けのSurface 3には、Officeアプリケーションの永続ライセンスに加えて「Office 365」のサブスクリプションライセンスが1年分付属した「Office Home and Business Premium」が搭載されます(1年後以降は別料金)。

 一方、法人モデルはOfficeを標準搭載していませんが、ソフトバンクモバイルがOffice365に関して、各種ニーズに合わせた有償プランや導入支援のサービスを用意するとのことです。

「Surface 3」、どんな人に向いている?

 最後に、Surface 3がどんなユーザーに向いているかを小黒さんに聞いてみました。「Surface Pro 3」「Surface 3」の両方がフルバージョンのWindowsを備えるようになった今、どちらの端末を買えばいいか悩む人も多いはずです。

photo

 「まず個人向けモデルからお話すると、Surface 3はこれ1台で大体の作業をまかなえるような文系の学生さんや、映像制作など重い作業を日常的にしない人に向いています」と小黒さん。LTEを内蔵している点からみても、モバイルルータやスマートフォンでのテザリングを意識せずどこでも取り出して使える点は重宝しそうです。

 一方、Surface 3の法人向けモデルは一般的なオフィスでの利用のほか、さまざまな業種・業態での利用を想定しているそうです。例えば、流通業・店舗での専用端末として使うなど「Surface 3が活躍しそうな利用シーンはたくさんあります」(小黒さん)。

 「中でも、特にニーズがありそうなのは教育機関です。これまでもSurface 2やSurface Pro 3を導入していただいてきましたが、Surface RT/2はデスクトップソフトである授業支援システムに非対応でしたし、Surface Pro 3だと学校の机サイズに対してやや大きいという声もありました。Surface 3なら、そうしたニーズにしっかりとお応えできると考えています」

 そこまでハードな作業はしないものの、本格的な2-in-1端末で日常業務をこなしたい人はSurface 3、より高負荷な作業もサクサク行いたい人はSurface Pro 3――と、ご自身や自社の利用シーンに応じて“適材適所”のSurfaceを選んでみてはいかがでしょうか。

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提供:日本マイクロソフト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ニュース編集部/掲載内容有効期限:2015年6月18日

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