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「タカラトミーを変えたい」――老舗おもちゃメーカー、新社長はオランダ人 ドコモと開発したロボット「オハナス」にかける思い(2/5 ページ)

» 2015年06月04日 14時42分 公開
[岡田有花ITmedia]

 自然対話プラットフォームは、話しかけるとネットから情報を調べて教えてくれる「しゃべってコンシェル」の技術に加え、同音異義語でも文脈から正しい意図を読み取り、最適な会話ができる「文章正規化機能」、ニュース・天気などの情報をリアルタイムに取得して会話ができる「外部コンテンツ利用機能」などを備えたプラットフォーム。話者の意図を解釈し、自然な対話を成立させられるという。

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 例えば、ユーザーが「シアトルは今何時?」と話しかけると、オハナスが「シアトルの今の時刻は6時30分です」と知りたいことに答えてくれる。逆に、オハナスが「週末はどこに行くんですか?」と尋ねることもある。ユーザーが「秋田だよ」と答えると、オハナスが「秋田美人って、やっぱり肌が白いから美人にみえるのかな」と話したり、オハナスにお題を与えて俳句を詠んでもらったり――といったコミュニケーションが楽しめる。

 ユーザーのニックネームや誕生日などを覚える学習機能も備え、ニックネームで呼んだり、誕生日を歌で祝ったりもしてくれる。「音楽を聴かせて」と話しかけるとスマホやタブレットに保存された音楽を再生する機能や、頭をなでたり揺らしたりするとセンサーで検知し「くすぐったい」などと反応する機能も備えた。

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